ここに来られたかたは、現在うつ病を患っている方やうつ病と診断されるまで症状は酷くないが、それに近いものや今の状況が続くとうつ病になってしまうかなと感じている方が多いと思います。
私はうつ病(正確には適応障害でしたが)発病してからさらに再発もしています。
再々発をさせないために、私なりにいろいろと考えて現在は復職支援を目的としているリワークに通っています。
うつ病を発症または再発しない、もしくは発病してもそこから立ち直るきっかけを書いていけたらと思います。
目次
今まで生きてきた人生の中で最も大きな挫折
私の人生の中で最も大きな挫折だったのでは、新卒で入った会社の中でパワハラと過重労働でメンタルを病んでしまい、うつ病(診断名は適応障害)を患ってしまったことです。
詳しい経緯は、別の記事を参照して頂きたいと思いますが、2度目の休職をしている今でも1度目の休職は人生の中で最も大きな挫折だったと言えます。
私は新卒で一つ目の会社に入ったとき、ある程度自信を持ってその会社に入社したと思います。
しかしその自信が過重労働と、パワハラによって見事に砕かれました。
簡単に言ってしまえば、過重労働をさせる会社が悪いし、パワハラをしてくる先輩社員が悪いと客観的に見て判断できます。
しかし世の中には、過重労働の中で働いている人もいるし、パワハラやセクハラに耐えながらも働いている人もいると思います。
その耐えながら働いている人と、自分と何が違うのか考えるよい機会となったことに今なら思うことができます。
当時は、なんで自分だけ・・・、なんで他の人と同じように働くことができないんだろう散々悩みましたが、結局その自問自答に答えはありませんでした。
自問自答を何百回としても答えのない問題の答えを探すだけで、自分自身をどんどん追い込んでいきます。
この経験がやはりなんど思い返しても、最も大きな挫折だったなと感じます。
今までの私自身の生き方について
私は今まで様々な挫折をしてきましたが、うつ病を発症するほど人生の中で大きな挫折を味わったことはありませんでした。
挫折の中で1つ例として挙げると、私は大学受験の時にセンター試験で失敗をして点数を大幅に落としてしまいました。
志望していた国立の大学を受けることができなかったばかりか、私立の入試でも滑り止めの大学以外すべて不合格になってしまい、最終的にはに滑り止めの大学に行くことになりました。
滑り止めの大学に入ってからはモチベーションが極端に落ちて、入った大学に対しては心の中で偏差値が低い学力の低い大学と嘲笑っていました。
その大学は偏差値が低いからテストも余裕で点数が取れると高を括った結果、試験で思った以上に点数が取れず、単位をいくつか落として挙句の果てに学科内での順位が下から数えたほうが早い位置になってしまいました。
このように直近の出来事でも自分の人生の中で挫折というものはありました。
しかし上記で挙げた挫折自体は悪いことばかりではありませんでした。
結果的にはその挫折がいい方向に転んで滑り止めにしていた大学に行くことで、中学生の時以来疎遠だった友達と大学が一緒になり仲良くなって、今でも付き合いがあること、大学時代の友人は社会人となった今でも連絡するような仲になりました。
私が所属していた学科の中で順位が下から数えたほうが早い位置になってしまった結果、そこから今まであまりしてこなかった勉強を真面目にやるようになり大学卒業時には、成績が学科内で上から数えた方が早い順位にまで成績を上げることができました。
このような経験をしてきた私だからこそ社会に出て挫折するかもしれないが、今までも挫折を乗り越えてきたのだから、社会に出てもやっていけるだろうと思っていました。
しかし社会はそんなに甘くはありませんでした。
今までの人生で味わったことのない大きな挫折を経験し、メンタルを病み、うつ病を発症して休職してしまいました。
前置きが長くなりましたが、社会に出てから経験した大きな挫折と、その挫折を経て自分がどのように変わったのか、その二つをポイントとして書いていきたいと思います。
たとえ小さくても、うつ病を乗り越えるためのきっかけになって頂ければ幸いです。
挫折を経て少しだけ変化した生き方
うつ病となったきっかけは下記を読んで頂ければと思います。
私は気にしやすいタイプではあるので落ち込むことはあっても、社会に出るまでメンタルを病むことはありませんでした。
しかしうつ病を発症するほどの大きな挫折を経験したことで、自分は完璧主義なところがあり、すべての物事を完璧にこなそうとしてメンタルを病みやすいことがわかりました。
うつ病を発症するまでは自分の性格や性質について深く考えることはなかったので、うつ病になったことで考えるきっかけになったと思います。
挫折(うつ病を味わった経験)を活かすことができなければうつ病は再発する可能性が高いということ
うつ病になってしまった経験から何かしら学んだことや気づいたことががなければ、うつ病を再発してしまうかもしれません。
そもそもうつ病自体が再発のしやすい病気です。
うつ病は、基本的には症状が完全に良くなり、後遺症は残さず、精神機能がうつ病になる前の水準に戻る病気です。しかし、再発しやすく、慢性化することもあります。うつ病からの回復後に、再び症状が出現することを「再発」といいます。1回目、2回目、3回目の再発を経験した患者のその後の再発率は、それぞれ約50%、約70%、約90%と報告されており、再発を繰り返すごとにその後の再発の危険性がさらに高まります。
うつ病について | 同友会メディカルニュース
うつ病は再発しやすいうえに私の場合は、うつ病になってしまった経験から学んだ気になりその結果、2度目の休職経験している真っ最中です。
1度目の休職で少し生き方は変化しましたが、再発防止を防ぐことはできずまたしても休職してしまいました。
挫折を経験したときにそこから自分が何を学んだのか、自分がどのように変わる努力していくのか、やはりそこを考えないとうつ病は再発してしまうんだなと強く感じました。
2度目の休職では、1度目の時にはしなかったリワークという施設に通っています。
私が2度目の挫折から何を学ぶのか、リワークの体験談から感じとって頂き、それを見た方は自分だったらどのようにしていくのか、少しでも考える機会となればと思います。
私自身の中でもまだはっきりとした答えは見つかっていないので、リワークに通うことを通してその答えを探し続けていきたいと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。