こんにちは。お茶橋です。
今までうつ病になったきっかけを書いてきましたが、うつ病になってしまった後のことを書いていこうと思います。
心療内科の先生に適応障害と診断されるまで…
私はある日仕事に行っている最中に限界を感じ、その日は相早退したことを覚えています。
そのときたまたま駅まで両親に迎えに来てもらっていたのですが、その迎えにきてもらった車の中で
『俺もう限界かもしれない』
と両親に伝えました。
私の両親はうつ病とは無縁の人たちだったので、そこでは理解できずに風邪だと思っているようでした。
とりあえず休んだらとは言われましたが、自分の息子がうつ病とは思いたくない様子だったように見えました。
私はうつ病についてたまたまスマホで見て知っていたので、うつ病なんじゃないかなと思いながら早退して最寄りの駅まで帰る途中で心療内科に予約を入れていました。
親を説得するのに時間がかかりそうだったので、とりあえず病院に行くということだけ伝えて心療内科に数日後向かいました。
心療内科への初受診
心療内科の受診当日、私は緊張した様子で病院に向かいました。
受付後まずは、自分がなぜこのような症状になってしまったのが、紙の問診票に記入をしました。
私自身すでにどこかおかしくて記憶に自信がなかったのと、うまく説明できるかわからなかったので心配性な私は症状についてスマホでまとめていたので、そのメモを見て記入しました。
記入後しばらくすると、先生がいる部屋とは別の部屋に呼び出されました。
そこではカウンセリングの看護師の方がいて、その部屋で問診票を見ながら詳しく病気になるまでの経緯を説明しました。
会社の中で先輩社員からパワハラを受けていること、人間関係で苦しんでいることなどを話ました。
そのあと待合室に戻り名前が呼ばれるまでしばらく待っていました。
そして名前を呼ばれ診察を受けました。
先ほどのカウンセリングの話から、先生にもう一度状況を説明し診断を受けました。
会社の方から長く休みをもううためには、診断書が必要になってくるなとも感じていたので診断書書いてもらえるようにお願いしました。
診察の中で先生に診断された診断名は、
『適応障害』
というものでした。
ん?その病名は聞いたことないと思いましたし、この記事を読んでいる方も知らないかもしれませんがこれも気分障害の一種でこころの病(脳の病気)なのだそうです。
具体的には、下記のような症状のことを言うそうです。
ストレス講座 ~その14~ 適応障害~社会に上手に適応できない~
適応障害とは、ある社会環境においてうまく適応することができず、さまざまな心身の症状があらわれて社会生活に支障をきたすものをいいます。だれでも、新しい環境に慣れて社会適応するためには、多かれ少なかれ苦労をしたり、いろいろな工夫や選択をする必要にせまられることはよくあることです。それがうまくいかなくなった場合には、会社では職場不適応、学校では登校拒否(不登校)、家庭では別居あるいは離婚などといった形であらわれます。
早稲田大学人間科学部教授 野村 忍
私はうつ病だと思っていたので正直戸惑いました。
しかもここで疑問がありました。
適応障害とうつ病というのは症状が似ていいるけど、どこが違うのかなと。
具体的に下記にまとめてみました。
- うつ病は発症のきっかけがみないことが多いが、適応障害は必ずあるということ
- うつ病はストレスの原因から解放されてもすぐには良くならないが、適応障害の場合はストレスの原因から離れるとすぐによくなっていく傾向がある
- うつ病は楽しいことがあってもなかなか楽しむこと難しいが、適応障害の場合は楽しいことを楽しむことができる
簡単にまとめるだけでもこのように違いがあるのですが、非常に似ていいる部分もあり専門家である医者が見ても判断が分かれるくらい難しいみたいです。
症状にも種類があり個人差が大きいので、難しいと思いました。
うつ病と適応障害の区別は、実はそれほど明確ではないのだそうだ。うつ病の診断には米国精神医学会によるDSM-IV(精神疾患の診断と分類の手引き)などの診断基準がよく用いられるが、外来では、うつ病と診断されないメンタルヘルスの不調に関しては、適応障害にあてはめられることも多いのだという。ただ、適応障害の場合、少なくとも本人にとって、かなり強いストレス要因があることが前提となっている。またうつ病は心の問題と捉えられがちだが、食欲がない、眠れない、体が動かない――など、実際は体全体の調子が悪くなる病気だ。これに比べると適応障害の方は、一見、割としっかりしているように見えるのだそうだ。
「うつ病」と「適応障害」はどこが違うの?
上記の症状に心あたりがあって私の場合は、ストレスの原因が先輩社員や職場の環境であるということがはっきりとわかったため、うつ病とは診断されず適応障害と診断されたのだと思います。
適応障害と診断されたあとは上司に報告し、休職をさせてくださいと伝えました。
ここまでが実際に休職するまでの流れとなっています。