リワークという言葉を広めるために、最近はTwitterやCTimeと呼ばれるSNSを使って情報を発信しています。
前の更新から少し間が空いてしまいましたが、今回は少しでもリワークの雰囲気が伝わるかなと思いリワーク内で行われているプログラムについて一つご紹介していこうと思います。
「リワークに行きたい」「リワークの利用を考えている」そんな方々に対して、少しでも雰囲気が伝わるようにプログラム内容について紹介していきます。
目次
リワークに通っている方には必ず一人担当スタッフがつく

リワークに通っている方は、必ず一人担当スタッフがつくことになっています。
(ここはリワークによって異なる場合は有)
なぜプログラムを紹介するために担当スタッフの話をしたのかというと、この担当スタッフというのがとても大事だからです。
自分の担当スタッフとの面談が1~2週間の間で1回は行っており、リワークにあるすべてのプログラムで一番重要だと私は思っています。
担当スタッフとはどのような職の人が担当してくれるのか?

担当スタッフとはどのような方が担当してくれるのか気になりませんか?
精神疾患の方をサポートするうえで、スペシャリストとも呼べるような方々が何人かいらっしゃいます。
(※各リワーク所によっては常駐していない職種の方もいるかもしれませんのでそこはご注意ください)
担当スタッフとは作業療法士、精神保健福祉士(ワーカー)、臨床心理士、看護士のいずれかになります。
それぞれの職種について説明していきます。
作業療法士とは?
作業療法士とは、病気にかかり日常生活を送ることが難しくなってしまった方に対して、少しでも以前の生活ができるようにサポートをしてくれる方たちを言います。
詳しくは下記のサイトがわかりやすいと感じたので、ご覧ください。
引用: 一般社団法人 日本作業療法士協会『作業療法士ってどんな仕事? 』
精神保健福祉士(ワーカーまたはPSW)とは?
精神保健福祉士とは、精神疾患を患っいる患者さんが抱える生活上での問題や、社会問題の解決のための社会資源(公的援助)などを提案してくれる方たちです。
社会参加に向けての支援活動を通して、社会へ復帰するための目標を一緒に頂けます。
精神保健福祉士の仕事は、主に精神的な障害のある方へ社会復帰のための助言、日常生活を支障なく営むためのサポートすることです。
引用:心理資格ナビ『 精神保健福祉士とは?資格の名前なの? 』
具体的な例でいうと、病院への入院から退院までの相談対応や家族や関係機関との連絡・調整などがあります。
その他、地域生活支援の目的で、相談支援や生活訓練、就労支援などを行ったり、精神保健福祉センターや保健所などでメンタルヘルス啓発活動に携わったりすることもあります。
臨床心理士とは?
臨床心理士という名前を初めて聞いた方も多いのではないでしょうか?
少なくとも私はリワークというところに通い始めてから初めて耳にするようになりました。
臨床心理士と聞けばなんとなく仕事内容のイメージはつくと思いますが、臨床心理士とは心の悩みや問題を軽減もしくは解決するために、心理学の技法を用いて解決を図る方たちのことです。
こちらについても詳しく解説をしているサイトがあるのでご覧ください。
臨床心理士とは?
臨床心理士はクライアントの心の問題を解決していく、心理学の専門家です。
心理学と一括りにしても、その学問の幅は広く「行動心理学」「社会心理学」「犯罪心理学」「産業心理学」「スポーツ心理学」など様々です。臨床心理士はその中でも「臨床心理学」に特化した資格として、1988年に日本臨床心理士資格認定協会により定められました。
引用:JobMedley 『【2019年最新版】臨床心理士の資格・仕事内容・試験難易度・年収・公認心理師との違いなどについて!』
看護士とは?
看護士という仕事は皆さんにとっても、私にとってももっとも身近に感じやすい方たちなので、どのようなことをする方たちなのかは、なんとなくわかると思います。
さらに看護士の仕事内容については、多岐にわたって複雑なのでここでは説明することは難しいですがリワークにおいても看護士という方たちはとても重要な存在だと思います。
リワークに通所している方たちは、通い始めたころは特に体調を崩しやすいです。
寝つきが悪く睡眠不足による頭痛や吐き気や倦怠感などに襲われやすいですし、リワーク内での人間関係によってストレスを感じる方も少なくありません。
リワークに通っている人は体調を崩しやすいために、看護士という方たちにサポートをしていただけます。
私も何度も話を聞いてもらいました。
自分が体調を崩しているときに、その道のプロに話を聞いてもらえるだけでもありがたいと思いませんか?
面談の中でどのようなことを話すのか?

面談の中で担当スタッフとはどのようなことを話すのでしょうか?
例えばリワークの中では活動記録表というものを書いていきます。
活動記録表は1日の生活リズムや出来事や行ったこと、感情の変化などを記録していきます。
活動記録表に記録をつけていくことで、自分自身の課題や目標を見つけていきます。
活動記録表はセルフモニタリングという行動療法の一種で、医学的にも効果があるとされています。
下記に活路記録表の書式を載せておくので、必要があれば見てみてください。
イメージも一緒に載せておきます。


家で記入してきた活動記録表を使って、担当のスタッフさんと面談をしていきます。
この面談の中で活動記録表が使われるわけです。
他にも自分状態や体調について細かくヒアリングをされます。
いつ頃寝たのか?現在の体調はどうなのか?ストレスを感じていることはないか?
さらにリワークへの通所が長くなってくると、担当スタッフさんから課題が渡さることがあります。
課題とは言ってもそんなに難しいものではなく、自分自身の今の課題は何か?何を解決すれば復職や就職できるのかそんなテーマとなっています。
少し難しい部分もありますが、社会復帰に向けて重要な課題だと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今までリワークでやっている具体的な内容については触れてこなかったので、今回はかなり具体的にリワーク内で行われているプログラムについてまとめました。
私の中では一番重要なプログラムであり、もしリワークに行こうか迷っている方に対して少しでも参考にして頂けたらと思います。
ちゃー様、リワーク分かりやすい説明で、私も試してみたいと思いました。
そういって頂けてうれしいです!
今後ともよろしくお願いいたします。