人生,最大,挫折,うつ病,適応障害,経験,経緯
私は今までに2度の休職をしていまいましたが、今回は2度目の休職をしてしまった経緯について書いていきます。
転職活動を始めてから現在所属の会社に入社するまで
新卒で入った会社を休職してから半年後退職したのと同時に、同月に現在所属している会社に転職しました。
転職活動は休職中に行いました。
あまりよい顔はされませんが、休職中に転職活動をして会社を決めないと、経歴に空白の期間ができてしまうと、転職をすることすらなかなか難しくなるとハローワークや、転職エージェントから言われたこともあり、休職中に転職活動をしました。
この休職中に転職活動をすることが法律に違反するかどうかは、労働基準監督署に確認したところ問題ないということでした。
前職は暴力によるパワハラでうつ病を発症してしまったので、その件で労働基準監督署に相談した流れで確認しました。
正直な話、私のようにパワハラによるうつ病を発症するケースはよくあるそうで、そういった方は休職中に転職活動を行い、次の会社を決めることが多いという話も聞きました。
このような経緯で今の会社に入社しました。
現在の会社に所属してから異変を感じるまで
現在所属している会社に入社したのは、夏ごろでした。
その日は、業務説明や会社の各所に挨拶をして1日が終わったことを覚えています。
昼はなぜか上司と上長と3人で3000円くらいはする鰻を食べに行きました。
入社1日目で『この会社はいい会社なのかな』と感じたましたが、それは後になって間違っていたと感じることになると思います。
入社して最初に異変を感じたのは、選考段階での面接時に話をした募集職種と私がやるであろう職種が異なることでした。
私は転職活動時に経理を希望しており、入社した会社の募集職種も総務・経理という職種で、未経験OKといった募集要項であったので、その会社に応募して見事に内定をもらいました。
しかし、実際に働いてみると行っている仕事はほぼ総務の仕事でした。
よくある話ではあるかもしれませんが、正直心の中で『あれ?』と思いまたなぜか上司も、会社でみんなを引っ張っていくような総務を目指してほしいと言われ、経理として採用したんじゃないのかという疑念が休職をしてしまう直前までずっと付きまとっていました。
よくある話として、1年間は現場で経験を積んでそのあと、経理をやってくだいという話もありますが、私の会社の場合入社してみると総務として募集しているようでした。
このような形で私の仕事は、総務の仕事になってしまいました。
総務の仕事をやるようになり感じたことは、同じ部署の女性のあたりがきついということです。
3人のうち2人は優しかったのですが、1人のあたりがとても厳しくて仕事を1つ覚えることも一苦労でした。
話を聞きに行っただけで、真顔で対応され時には嫌な顔をされる、仲良くなろうと思ってほかの女性陣と会話しているところに私も混ざってみたら、そのあたりがきつい人はなぜかフェードアウトして急に話をしなくなる、目線を合わせない等あげればきりがありません。
このような状況でも、そのあたりのきつい女性にしかわからない仕事もあるので、聞かざる負えませんでした。
入社してから半年後に言われたのは、今担当している女性3人分の仕事を私が1人でできるようにしてほしいと言われていたのでしょうがないとは思います。
ですがあくまでも同僚という立場から、仕事を円滑に気持ちよく行える最低限のコミュニケーションは取りたかったなと思いました。
そして今挙げた人間関係に関係していることで、私の上司の存在も休職の1つの原因となっています。
私の上司はかなり頑固なタイプで、よく言えば自分の考えを曲げずにしっかりとした意見を持っている人だと思います。
しかしその上司の上であたらくうえで問題があり、会社のえらい部長クラスの人間と私の上司の意見が食い違うことがよくありました。
そのときに、どちらかの意見を選ぶ必要があるわけですが、どちらかの意見を選ぶ場合、どちらかに角が立ってしまいます。
そんな板挟み状態で休職してしまう直前まで過ごしていました。
その板挟み状態は、現場の人たちと上司という状況もよく引き起こしていました。
私の上司に意見を直接言えない現場の人たちは、総務でも1番若い私に対して意見を言うようになります。
簡単に言えば窓口となるわけですが、その意見を上司に伝えると『少しは考えて伝えてこい、自分で解決しろよ』と厳しく言われました。
このように言われてしまうと、上司にだんだんと相談しづらくなってしまい、本来であれば相談しなければいけなかった内容を相談することなく、自分で進めてしまいため込んだ結果、失敗を重ねて自分に自信がなくなり、どんどんメンタルを壊していきました。
これは相談するべきなのか、これは相談しなくてもいいのか、相談したら『一々そんなこと言わなくてもいい』と言われそうだな等仕事に対して、不安が常につきまとい、どうしたらいいのかわからなくなってしまいました。
仕事に対してワンテンポ遅れる原因にもなり、残業時間が増えることもよくありました。
しかしここで休職に至った一番の大きな問題は、仕事中暇な時間が発生することでした。
仕事中に暇になってしまうのは入社して間もないからと最初は感じていましたが3か月後、半年後と時間が経ってもそのような状況は変わりませんでした。
自分にも原因があるのかもしれませんが、仕事を覚えるにあたり小さな会社だったので、研修制度もなくいきなり実践でしたが教える人もおらず、途方に暮れていました。
先ほど書いたあたりがきつい女性の方も部署内には存在しており、仕事を聞こうとしても忙しいのかほかの女性陣含めて後で教えるねとか、また次の機会に教えるねとか交わされ続けました。
その結果1年勤めても、できることがあまり増えておらず私は今まで何をやってきたんだろうかと、思いつめることも多々ありました。
仕事中に暇な時間が長いことは、正直かなり地獄で時間の進み方が遅かったり、周りの目を気にして不安になったり、仕事をしていない罪悪感に襲われたりと精神面できつい部分がありました。
暇な時間はネットサーフィン、会社内の見回りと称して散歩、またメンタルに不調をきたすようになってからは、トイレでスマホを数分ずつ1日何十回とトイレに行くことが多くなりました。
仕事中に腹痛や吐き気を感じトイレに行っていました。
また覚えているのは、会社で大事な外部の審査がありなぜか入社してからまだ1年も経っていない私が全面的に任されて地獄を見たときにある会議に参加したときのことです。
その会議では、大事な審査ということで上司はいなかったものの、会社の部長クラスや課長クラス数人が参加していました。
その中で私は数時間に渡り、私が作った資料に対してただただダメ出しをしていく地獄のような時を過ごしました。
やはり会社という組織の中で長い間働いてきて、人を束ねる立場である人達なので優秀なのは間違いなく、優秀であるがゆえに私が作った資料に対してかなりきつめの言い方でダメ出しをされました。
数人に数時間の間ダメだしをされ続け、私は涙目になるくらい責められ続けました。
もしかした泣いていることに気付いた人もいるかもしれませんが、それくらい今から考えてもきつい体験でした。
このことがきっかけで、仕事に対してあまり自信がありませんでしたが、さらになくしていきました。
そしてある金曜日の朝、その日も当たりのきつい女性にこっぴどくやられ、もう限界だと感じてその日は早退して、それ以来現在も休職をしています。
正直休職する直前は、うつ病を1度経験していることもあり自分はうつ病が再発したんだなと思っていました。
それでも前回の会社と違うのは、前職はパワハラによる外部的な原因が強いのに対して今回は、自分で自分自身を追い詰めた結果うつ病になってしまいました。
また前回とは違い、心療内科に通いながら会社に通っていたので最悪安心だろうと思い、多少無理をしても大丈夫だろうと慢心してしまっていました。
また家族から度々こんなことは社会にでれば誰でも経験している、みんな乗り越えられる、だから乗り越えてほしいと無責任に煽り力づくで会社を休ませずに行かせようという気持ちを感じました。
確かに家族が言っていることも一理あると思いますが、私自信がメンタルを壊してどこかおかしいと感じていたと思います。
また前回うつ病を私が患ったということで、世間体を気にしていたのかなと感じました。
しかし家族と何度も何度も話しているうちに、よく話に出てきていたのはお前は逃げているとよく言われました。
逃げていると言われてしまうといよいよ自分には、家族すら味方になってくれないのかとひどく落ち込むようになりました。
このとき友達と会えばアドバイスの1つでももらえたかもしれませんが、自分自身がメンタルをやられて外に出る余裕すらなくなってしまい、外出する元気すらなかったため、友達に誘われてもすべて断っていました。
会社に自分の身の上話をする人はおらず、家族は味方になってくれるどころか自分にとっては追い詰めてくる、外には出ないので友達に話すこともせずどんどん自分を追い込みました。
パンクした結果現在の休職することになってしまいました。
休職は2度目となってしまい、自分でも情けないと思っています。
でも以外とリワークに来てみると、自分と同じようにうつ病を再発し休職を繰り返してしまう人も珍しくありませんでした。
うつ病を発症しているときは、自分しか見えておらず自分だけが不幸だとか情けないとかいろいろ考えていましたが、世の中には割りと同じような状況の人もいて、自分だけじゃなかったんだなと安心しました。
ですので、もう再発をしないためにも現在はリワークに通って日々、自分のメンタルと向き合っています。
もう再発をしなくてもいいように様々なことを学んで、これからの人生に活かしていこうと考えています。
うつ病になってしまったのは、もう変えられない事実なので後悔はせずになんとか少しづつ前向きに頑張っていきたいと思います。
これからもリワークでの体験談は書いていきますので、よろしければそちらもご覧ください。
ここまで読んで頂きありがとうございました。